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出版社:東京大学出版会 ページ数:248ページ 言語:日本語/英語 発行日:2006/11 商品寸法:29.6 x 21 x 2.6 cm 装丁:佐賀一郎 印刷所:株式会社平河工業社 製本所:株式会社平河工業社 参考URL:東京大学大学院情報学環アーカイブ デザインは現在では「商売繁盛」のツール、商品を売るためだったり、何か目的があって、それをどう解決するか?という役割で使われていることが一般的だ。 しかし、この本には戦争のためにつくられたデザインが収録されている。国民の意識を占領するため、指揮を高めるため。デザインという手法はどうにでも利用できるな、と感じる一冊。それがいい事でも悪い事でも。応用は効く。 この本を見て、ただただ、あーこんな時代があったのだと感じるばかり。戦争を経験したことない僕らは、これを眺めるだけ。 僕が「デザインってどうにでも使えるのだな」と思った事例は、一つは「ヒトラーのデザイン」という本(欲しい)。ヒトラーも上手くデザインというツールを使いながら国民を洗脳し、利用していたようだ。もう一つは映画の「キャッチミー・イフ・ユーキャン」。詐欺師を演じるレオナルド・ディカプリオが航空券やお金などを、本物そっくりに偽造していく。お札の透かしから、紙質から、重さまで。世の中の法律的にはもちろん悪い事だけれど、なぜか、それはすばらしく見え、ワクワクした。
by yoke00
| 2011-08-21 18:53
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